康花美術館やすか      
  YASUKA MUSEUM OF ART


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ご 挨 拶


  康花美術館は、松本城から北東方向へ歩いて約13分、北深志二丁目の住宅街のなかにある小さな美術館です。

  光と闇と生命をひたすら描き続け、デッサンを含め約1000点の作品を遺し30歳で逝った須藤康花。作品の多くは死後に見つかったものです。

  亡くなって一年後の2010年5月、東京で「須藤康花」展を開催し、翌2011年6月に『夢幻彷徨-須藤康花画文集』、『田舎の詩情-麻績村の四季』の二冊の画集を刊行しましたところ、ご覧いただいた方々からの熱い共感の声や励まし、ご支援等大きな反響があり、これが美術館設立の動機となりました。
  2012年1月に「一般財団法人須藤康花記念美術館」を設立し、同年9月22日、長野県松本市に「康花美術館」を開館いたしました。
  松本市は芸術文化振興の町であり、景観に恵まれ、生前幾度となく麻績村と東京を行き来した者にとって想い出深いところでもありました。

  館内には常時50点近くの作品を展示しておりますが、作者が意味づけした作品は難解なものが多くあります。美術館開館に合わせ、作品の背景、彼女の人となりの一端を少しでもご理解いただくために『美しい人』(晶文社刊)を上梓したのもそうした理由があってのことでした。
  しかし、開館して4ヶ月、観覧者のご感想とともに、彼女の作品に一層身近に接しているうちに感じたことは、「難解」であればあるほどこの本のタイトル自体が作品や彼女の意に沿うものではなく、当初タイトルとして掲げられていた「それでも私は描く」の方が相応しかったと思えてきたことでした。

  自分の人生、社会に絶望しながらも自死しなかったのはどうしてなのか。彼女にはそれでも描かなければならない思いと絵があったからです。それを彼女は〝魂の浄化〟という言葉で表現しています。いずれにしましても、今後ともご観覧の皆様とともに、多様な作品の意味を考えていければと願っています。

  ご来館を心よりお待ちしております。

館長 須藤正親    
 

花火





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康花美術館  
〒390-0872 長野県松本市北深志二丁目1-27 TEL/FAX 0263-31-0320                       
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